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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
もしかして。
もしかしたら。
実は全然別人かもしれない。
そもそもここにいると言うのも、嘘かもしれない。
また、嘘をつかれた?
今年もまた勉強を教えてくれるって。
延々続くコール音。
宛て先不明のメール。
同じように、また真実じゃないのかもしれない。
何故そんな事をするのかは、まるで分からないけども。
さっきまでの高揚感はすっかり消え失せ、恐怖が心に広がってゆく。
足が竦んで、歩くスピードがどんどん遅くなる。
怖い。
ここを上りきった先に本当にあなたがいるのか。
怖い。
あなたがいたとしても私はどうすればいいのか。
怖い。
あなたは私に-逢いたいの?
もしかしたら。
実は全然別人かもしれない。
そもそもここにいると言うのも、嘘かもしれない。
また、嘘をつかれた?
今年もまた勉強を教えてくれるって。
延々続くコール音。
宛て先不明のメール。
同じように、また真実じゃないのかもしれない。
何故そんな事をするのかは、まるで分からないけども。
さっきまでの高揚感はすっかり消え失せ、恐怖が心に広がってゆく。
足が竦んで、歩くスピードがどんどん遅くなる。
怖い。
ここを上りきった先に本当にあなたがいるのか。
怖い。
あなたがいたとしても私はどうすればいいのか。
怖い。
あなたは私に-逢いたいの?

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