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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
図書館へ来るのも久し振りだった。
大学受験の時は一年中よく通っていた。
エントランスを入ると、大きめのソファーがいくつか置かれている。
本や新聞を読む人達が座っていたが-そこにはいない。
確かめつつ、二階へ続く緩やなスロープを進んでゆく。
あんなに急いていた心も、目的地に着いたと共に次第に静まっていたが、新たな別の感情に支配され始める。
-怖い。
着の身着のまま電車に飛び乗って来たのはいいけども-本当にいるの?

『午前中までなら図書館にいる』

いきなりメールを送りつけた私が誰なのかも一切訊かず、送信されてきた一文。
『有栖川先生?』
その答えももらっていない。
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