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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
「済まない。乱暴にするつもりはなかった…大丈夫?」
即座に謝罪はあったが-やはり、手は離れない。
泣きたくない。
だからもう、怒りをぶつけるしかなかった。
泉夏は体ごと彼に向き直った。
「離してって言ってる!」
鋭く、睨める。
「質問には答えた。頭のいいあなたならもう十分理解したでしょう?他に何があるの?」
激情に任せ、まさかこんな風に彼を怒鳴る日が来るだなんで。
でももう、そんな事はどうでも良かった。
早くこの場を立ち去りたい-ただ、それだけだった。
「さっきの言葉を謝りたくて。多分、誤解させるような言い方をしてしまった。言い訳にしか聞こえないだろうけど」
-どうか、聞いて欲しい。
秀王は、泉夏を真正面から真摯な眼差しで掴まえた。
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