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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
そんな大樹に、泉夏の胸中は少々複雑だった。
確かに近々また会いたいとは言っていた-だけど、またからかわれなきゃいいけど。
伊東君も遊ばれてる事に、いい加減気付けばいいのに-だが、そこがまた彼のいい所でもあるのだろう。
改めて、隣りの大樹を見る。
いつかもこうしてまじまじと、彼を見遣ったことがあったが-やっぱり、あの時から自分の心は全く変わっていない。
先生に対して、狂おしいまでに胸が締め付けられる。
龍貴の危険な妖しさに、いつもどきどきする。
でも大樹には、そういう刺激的な何かを殆ど感じない。
それがいいのか悪いのかはよく分からないけど。
安全で。
安定して。
緩慢で、退屈な毎日を繰り返す。
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