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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「…あのさ」
大樹の呟きに、泉夏は顔上げた。
「これから、ご飯食べに行かない?」
「え?」
「少しだけ、まだお昼には早いけど。でも今からレポート書き始めたって、どうせすぐ昼になっちゃうし。…それに気分転換してからの方が、きっとはかどると思う。俺と二人で良ければ先にご飯にして…それからまたここに来ない?」
ふたりでどこかに行くには、まだ早過ぎる。
友達としてならいい。
でも彼は、多分違って。
自分は友人としての感情しかないのに、向こうは異なる。
お互いちぐはぐな気持ちのまま、ふたりきりになるのは気が引けた。
彼にも悪いし、自分も居心地がいいとは言えない。
だから夕べだってなんとしても、龍貴に側にいて欲しかったのだ。
昨日はやり過ごしたのに、早速翌日にこういう展開になるなんて。
でも結局、この場で拒む事なんて出来るはずもなく。
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