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桜の季節が巡っても
第8章 忘却の冬
「…さ、さむっ」
龍貴の自室で泉夏は震えていた。
部屋の扉は開けっ放し。
窓が全開。
ストーブは点けてくれたけど、はっきり言ってなんの意味もない。
「早く済ませてよ」
懇願するが龍貴は少しも急ぐ素振りも見せず、箱から出した煙草を咥えた。
「また壁紙がどうの言われるから仕方ない」
ライターを煙草の先に近づける。
「泉夏ちゃん死なせたら俺、殺されるし?」
笑い。
窓際に立つ龍貴は、外に向かって優雅に煙を出した。
「…家の中は良くても、逆にご近所さんが迷惑なんじゃ?」
ベランダでの喫煙も結構問題になってたりするみたいだし-大丈夫?
他人(ひと)事ながら、心配になる。
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