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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
桜の木って、よくよく見ると至る所にある。
電車の中からもほぼ満開の木が何本も見えた-堤防沿いに。
民家の庭先に。
学校に。
駅からの道のりも、道路沿いに。
図書館近くのこの公園にも。
ほんの少し歩くスピードを落とし、横切る際に眺めてゆく。
ベンチからは離れているけれども、割と巨大な大木が一本、端の方に。
ここの桜も、見事な花々をつけている。
見頃と言っても過言ではなかった。
今日、図書館に来て良かったな-泉夏は微笑んだ。
強めの春風が彼女を包む。
肩になんとかつくくらいまで伸びた髪の毛を一瞬、攫う。
ピンクのミニスカートの裾が持っていかれそうになり-慌てて押さえる。
あの日の出来事が、脳裏に甦る。
甘い、恋の始まり-。
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