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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
「最後にこの公園で別れた時は、もっとずっと長い髪をしていたけども」
「…」
「さっき一瞬見た時は、随分短くなっていた」
「…」
「よく似ているだけで…別人なんだろうか」
手にしてたスマートフォンと財布が地面に落下する。
耐えきれず、泉夏は両手で口元を覆う。
それでも、嗚咽が漏れそうになる。
「もしも叶うなら、顔を見たい。そうしたらそのひとなのか、全くの別人なのかが分かるから」
自分の身体を預けた幹のその向こうにいる彼女に、秀王は願った。
「顔を…見せて欲しい」
泉夏はきつく両目を閉じた。
涙の粒が、ぽたぽたと零れ落ちる。
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