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桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
「泉夏。明後日のバーベキュー、九時に駅に集合だって」
大学構内の桜の木の下。
ベンチに仲良く座ってお昼を食べ始めようかとした時、麻衣が思い出したように言った。
今日も自作のお昼ご飯を持参してきた泉夏は、ちょうどお弁当箱の蓋を開けたところだった。
「九時ね、了解」
泉夏は隣りに座る親友に頷いた。
明後日の日曜、仲がいいクラスメートの友達十人程で、バーベキューをする約束になっていた。
「晴れるといいね」
「天気予報は快晴だったよ」
「ほんと?なら、楽しめそうだね」
「うん。でも、ゴールデンウィークに入ってるから混みそうだよね、お天気に恵まれるなら余計にさあ」
「確かに」
大学構内の桜の木の下。
ベンチに仲良く座ってお昼を食べ始めようかとした時、麻衣が思い出したように言った。
今日も自作のお昼ご飯を持参してきた泉夏は、ちょうどお弁当箱の蓋を開けたところだった。
「九時ね、了解」
泉夏は隣りに座る親友に頷いた。
明後日の日曜、仲がいいクラスメートの友達十人程で、バーベキューをする約束になっていた。
「晴れるといいね」
「天気予報は快晴だったよ」
「ほんと?なら、楽しめそうだね」
「うん。でも、ゴールデンウィークに入ってるから混みそうだよね、お天気に恵まれるなら余計にさあ」
「確かに」

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