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桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
「…妹のように、昔から可愛がってくれた?」
彼は自分に何を言わせたいのだろう。
最早分からない。
最早思いつかない。
泉夏が戸惑っていると龍貴はたった一言、言い放った。
「昔はな」
それを受け、泉夏は少なくないショックを覚える。
「…もう、そういう風には思えないって事?」
これからはもう、昔のようには思ってもらえない。
これからはもう、好きでいてはもらえない-そういう事?
私、何かした?-顔を強張らせた泉夏に龍貴は薄く笑い、自らのシートベルトを外した。
龍貴が右腕を伸ばしてき、先程までの厳重過ぎる警戒をあっさり解き放ち、泉夏は彼に身体を寄せた。
その肩を抱かれ、微かに口付けられる。
「もうこういう風にしか好きになれない」
泉夏の耳朶を、龍貴の声が掠める。
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