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桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
瞳孔を開き、泉夏はまじまじと龍貴を見る。
それを受け、彼もまた泉夏に視線を繋げる。
暫し見つめ合った後、泉夏は呟く。
「…やっと、普通にしてくれた」
口元に手をやってる泉夏の姿に、龍貴は首を傾げる。
「普通…?」
「…舌入れない、普通のキス」
泉夏に恥ずかし気に言われ、龍貴は眩暈がする。
「お前どんだけそれにこだわってんの?」
「だって!いつもいきなり色々してくるから…だから…!」
頬を染め、あれこれ語ってくる泉夏に、普段滅多に腹を立てない彼でさえ不快感が湧き起こってくる。
あのさ-泉夏を遮り、龍貴は彼女を覗き込んだ。
「俺さ、たった今愛の告白をしたんだけど。それについて何か言う事はないわけ?」
「えっ?」
きょとんとした泉夏に嫌な予感がしつつも、龍貴は厭味も含んでゆっくりと問い質す。
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