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桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
図書館にあなたの姿を認めた瞬間、熱い涙が止めどなく溢れ出た。
他の利用者が訝し気に振り返って行ったけれど、今はそんな事どうでも良かった。
泣けて。
泣けて。
ただ、泣けて。
すぐにあなたは滲み。
ぼやけ。
私の視界からほぼ見えなくなってしまった。
本棚の陰に隠れ、声を押し殺した。
歯を食い縛ったけれど、それでも隙間から漏れそうになる、嗚咽。
これ以上ここにはいられない。
離れた場所に座ってるあなたをもう一度そっと窺い、閲覧室を出た。





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