この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
「自分に絶対の自信があるのか。彼女に絶大の信頼を寄せているのか。相手が何も出来ないのを知っているからなのかー」
-その全てがこの上なく、正しい。
淋しさを含ませ、彼は彼女に笑ってみせた。
泉夏はまたしても答えが見付からず、俯くしかない。
彼女を困らせてるのが分かると、秀王は話題を変えた。
この間-彼は静かに、語り始めた。
「この間は、伝えられなかった事があって」
「…」
「言うつもりはないと。今更、どうしようもないと。伝えなかった事があって」
「…」
「でも彼女は、最大限の勇気をもってあの夏、自分に向き合ってくれたのに。自分だけが言い訳をしてただ逃げてる気がして」
「…」
「それだけはきちんと伝えて。その後の批判も、非難も、もしあるのなら罵声も…とにかく全部受け入れようと」
-それで、終わりにしようと。
泉夏は息を呑んで、彼を問い質すように見た。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ