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桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
自分が何をしたのか。
自分が何をしてしまったのか。
ようやく我に返ったのは、彼女の身体から放たれているであろう、鼻腔をくすぐる花のような甘い香り-。
とんでもない事をしてしまった-慌てて腕を離しかけ、
「…先生」
腕の中の泉夏が、呟いた。
秀王は恐る恐る、腕に抱く彼女を窺う。
「先生。先生に私を呼んで欲しい。もう一度でいいから」
濡れた彼女の瞳は自惚れなんかじゃなく、自分の発する言葉を待っていた。
願われ、出来ないなんて言えなかった。
違う。
自分自身が彼女を呼びたかった。
自分自身が何度だって彼女をずっと、そう呼びたかった-。
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