この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
せめて彼女の香りを、記憶に残しておきたい。
彼女が完全に離れる直前まで嗅覚を研ぎ澄まし-そこで、気付いてしまう。
否、気付かない振りをしていた。
別のものの-微かな、確かな、匂い。
昔、どこかで嗅いだ覚えのあるような香水のような香りと、後は-。
思わず眉を顰(しか)めてしまう。
どちらも彼女のではない。
どちらも初めから検討はついている。
誰の?
問うまでもない。
どちらも、彼のものだ-。
煙草の匂いはまだ分かる。
でも、香水は?
限りなく彼女の近くにいた証。
彼女に触れ。
そして-…。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ