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桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
彼が彼女を説得してくれなければ、自分はどうしようもなかった。
逢う事も。
この腕に抱く事も。
感謝すればこそ、これ以上、裏切るような真似はやはり、出来ない。
自分の想いを消せばいいだけだ。
自分の感情を殺せばいいだけだ。
今更遅過ぎる、この気持ちを。
そんな事、今までの人生でもう十分、慣れっこだったはずだ。
今は胸が張り裂けそうに痛んでも、その内、なんでもない風になる-表面上だけでも。
嬉しいに決まってる-三年目にして初めて打ち明けた心の内を、そう、言ってくれた。
全くの迷惑ではなかった-そう、思っていい?
少しはまだ、この自分を好きでいてくれている-そう、自惚れたままでいい?
例えそれが勘違いだとしても、そう思ったまま別れられるのなら、それも悪くはない-…。
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