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桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
「だって…!」
勢いづいて振り返る。
待ち構えた彼の両手が泉夏の頬を包み込み、口を塞がれた。
背中は扉に押し付けられる形となり、どこにも逃げ場はない。
無論痛みを伴うようなものでなかったが-いつもの彼からは想像がつかない程には荒っぽく、強引なキスで、泉夏は抵抗する。
「ん…あっ」
身を捩るが-所詮、女の力では敵わない。
「や…あん…っ」
小さな叫びは彼の深い口付けに呑まれ、掻き消される。
快楽に支配されそうな思考からどうにか逃れ、泉夏は彼を詰る。
「乱暴にしないで」
「くだらない事を言う泉夏の口が悪い」
多分初めての、彼の少し怒ったような、顔。
こんな彼は今まで見た事がない-泉夏は思わず怯(ひる)んだ。
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