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桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
三年前のあの桜吹雪の下、一瞬であなたに心奪われた。
名前は知っていた。
顔も知ってはいたけれど。
ただ認識している程度の存在だった。
それがあの瞬間、見事にあなたに攫われた。
何も知らないのに、恋に堕ちたのは私も同じ。
何も知らないのに、好きで好きで堪らないのは私も同じ。
あの日からずうっと、私の恋心はあなたに捧げたまま-…。
「泉夏は俺の事をどれだけ知ってて…その、どこを好きになってくれたの?」
薄く微笑まれ、泉夏はばつが悪い。
「…先生が私を知ってるよりかは、多分私が先生を知っている事の方が多いと思うけど。…でも、私も先生の事は殆ど知らない。だって教えてもくれなかったし」
泉夏が拗ねたように言えば、秀王は申し訳なさそうに笑った。
「もしも泉夏がこれから知りたい事があるなら、なんでも喜んで教えるけれど」
「…本当に?」
少し疑いのそれで尋ねれば、優しく頷かれた。
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