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桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
「ただし面白い事は多分、言えないけれど」
秀王のからかいに、泉夏は幾度も首を振った。
「好きなひとの事なら、そんなの関係ない。なんでも知りたいって思うに決まってる」
-先生は、違う?
泉夏の不安な眼差しに堪らない愛おしさを感じ、秀王は彼女の身体を抱き寄せた。
「泉夏の事はどんな事だって、なんだって、全部知りたいに決まってる」
「…ほんと?」
「大それた願いだけど…俺と一緒にいて、少しでも幸せだと思ってくれたらなって。いつでも泉夏に笑っていて欲しい。その為には泉夏を知っていないといけないから」
「…私もう、十分幸せだよ?」
秀王の腕の中で、泉夏は吐息と共に漏らした。
「私。こうして先生に抱いてもらえて、凄く幸せ-」
両手でぎゅっと抱き付いてこられ、秀王は泣きたくなる程の感動を覚える。
「俺も…泉夏をこうして抱き締める事が出来て、夢のようだと思っているよ」
-これから少しずつ、ふたりしてお互いの事を知っていこう?
囁かれ。
泉夏は何度も頷いた。
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