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桜の季節が巡っても
第14章 朧夜の春
どうしてこんなに愛しいのか。
どうしていちいち、こんなにも。
彼女をどうかしたくないのかと問われれば-何度だって言う。
それは嘘だ。
それはどんな事をしたって消せやしない。
でも。
どうもしなくてもいい。
ただ側にいて欲しい。
そう思う気持ちも、紛れもない事実だった。
ただ側にいてくれるだけでいい。
それだけでいい。
秀王は、彼女に軽く口付けた。
誓った事は必ず守る。
その為にも必要以上に彼女に触れて、自分を刺激するわけにはいかなかった。
自分なりに我慢はしてみた。
けれどやっぱり、全然触れずには-無理だった。
どうしていちいち、こんなにも。
彼女をどうかしたくないのかと問われれば-何度だって言う。
それは嘘だ。
それはどんな事をしたって消せやしない。
でも。
どうもしなくてもいい。
ただ側にいて欲しい。
そう思う気持ちも、紛れもない事実だった。
ただ側にいてくれるだけでいい。
それだけでいい。
秀王は、彼女に軽く口付けた。
誓った事は必ず守る。
その為にも必要以上に彼女に触れて、自分を刺激するわけにはいかなかった。
自分なりに我慢はしてみた。
けれどやっぱり、全然触れずには-無理だった。

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