この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第14章 朧夜の春
「そろそろ、寝た方がいい」
呟かれ。
幸せに浸っていた泉夏は泣きそうになる。
「…長い間飛行機に乗るんだから、少しでも休んでおかないといけないもんね」
子供のように駄々をこねるわけにはいかない。
もう二十歳(はたち)になった。
おとなの仲間入りをしたのだから。
一晩くらい寝なくて平気。
一晩ずっと話をしていたいのだとは-言えなかった。
淋しさを口にして、困らせてはいけない-自分自身に言い聞かせていると、意外な声がした。
「俺はそれこそ飛行機の中でも寝れるから平気だけど。…泉夏は辛くなるだろうから」
-眠った方がいい。
微笑まれ、たった今の決意はどこへ-泉夏は弾かれたように素早く告げた。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ