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桜の季節が巡っても
第14章 朧夜の春
罵られても。
叩かれても。
おかしくない事をしている。
なのに。
約束を反故し、組み敷かれた彼女は-そのどれをもしない。
従順過ぎるほどに、自分の為すがままだった。
潤んだ瞳は-自分だけを見つめてた。
汗ばみ頬に張り付いた黒髪。
乱れた着衣から覗く白く艶めかしい腹部。
目眩がする。
結局自らの欲を優先させてしまう。
耳朶を啄むように口付けていた秀王だったが、再び彼女の魅惑の唇を攫った。
あと、もう一度だけ-。
そのもう一度が果てなく続くのを知りながら-やめられない。
荒々しく舌を侵入させ、これ以上はないくらいに彼女の口内を掻き乱す。
接吻だけじゃ飽き足らず、他を欲し始めた身体の昂り。
それをどうにか忘れ、口付けだけに集中させるように。
叩かれても。
おかしくない事をしている。
なのに。
約束を反故し、組み敷かれた彼女は-そのどれをもしない。
従順過ぎるほどに、自分の為すがままだった。
潤んだ瞳は-自分だけを見つめてた。
汗ばみ頬に張り付いた黒髪。
乱れた着衣から覗く白く艶めかしい腹部。
目眩がする。
結局自らの欲を優先させてしまう。
耳朶を啄むように口付けていた秀王だったが、再び彼女の魅惑の唇を攫った。
あと、もう一度だけ-。
そのもう一度が果てなく続くのを知りながら-やめられない。
荒々しく舌を侵入させ、これ以上はないくらいに彼女の口内を掻き乱す。
接吻だけじゃ飽き足らず、他を欲し始めた身体の昂り。
それをどうにか忘れ、口付けだけに集中させるように。

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