この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火***Special Starmine
第3章 イケメンですか?
「さっ、こーい♡」
とかってふざけてるタケルたちを相手に試合開始。
さっきの試合と打って変わって、手にボールが当たらない…
当たったとしても、フニョ〜ンとコートに落ちるみたいな。
「おまえ飛ぶタイミング変。」
敵なのに、ネット越しにアドバイスしてくるタケル。
「もっと踏み込めない?」
「踏み込んでこれなの…」
「ボールに手当てようとしないで、顔当てる勢いで飛べよ。」
「顔面で受けるの?絶対痛いじゃんそれ…」
「や、実際顔では受けないけど、それくらいの勢いでってこと。」
「わかった…」
とりあえず次はそれでいこうと思う。
なんたってレンを負かさなきゃなんでね。
沸々と闘志を燃やしてたら、ボールが向かってきた。
顔で受ける勢いで、思いっきり踏み込んで飛んだ。
…ら、本当に顔めがけてボールが飛んでくるじゃございませんか。
もう避けられない!無理!!顔で受けるしかない!
覚悟を決め、ギュッと目をつぶった。
…あれ?いつまでたっても顔面に当たらないボール。
着地してからそーっと目を開けると…
「タケル!なにやってんだよバカ 笑」
「つい 笑」
タケルが味方のボールをうっかりキャッチしちゃったらしい。
「だって菜月に当たると思ったんだもん」
「だもんじゃねーし 笑」
ゲラゲラ笑ってる8組の皆さん。
「タケルありがとう…」
「おまえ昨日も鼻潰れたんだから、気をつけろよ。マジでなくなるぞ。」
「うん 笑」
もー
大好き!!大好きなんですけど!!
ネット越しに見つめてると、またタケルがニコッと笑ってくれた。
ぷぎゃー!!!
「あの子が彼女?え、ふつーじゃん?」
体育が終わり、更衣室へ向かう廊下で
後ろから聞こえてきた声。
「あ、やばっ」
振り返ると、さっきタケルの事を言ってた人達がいた。
…悪口なら聞こえないように言ってよね。
どうせ私は普通だもん。
自分でもわかってるけど、他人から言われるとこんなにもショックで悲しい。
悲しくて恥ずかしくて、下を向いた。
「おまえらより数百倍可愛いっつーの。」
そんな声がして、その声の方向を見ると
最近よく話すクラスメイトの中の一人の
葵ちゃんが立っていた。
とかってふざけてるタケルたちを相手に試合開始。
さっきの試合と打って変わって、手にボールが当たらない…
当たったとしても、フニョ〜ンとコートに落ちるみたいな。
「おまえ飛ぶタイミング変。」
敵なのに、ネット越しにアドバイスしてくるタケル。
「もっと踏み込めない?」
「踏み込んでこれなの…」
「ボールに手当てようとしないで、顔当てる勢いで飛べよ。」
「顔面で受けるの?絶対痛いじゃんそれ…」
「や、実際顔では受けないけど、それくらいの勢いでってこと。」
「わかった…」
とりあえず次はそれでいこうと思う。
なんたってレンを負かさなきゃなんでね。
沸々と闘志を燃やしてたら、ボールが向かってきた。
顔で受ける勢いで、思いっきり踏み込んで飛んだ。
…ら、本当に顔めがけてボールが飛んでくるじゃございませんか。
もう避けられない!無理!!顔で受けるしかない!
覚悟を決め、ギュッと目をつぶった。
…あれ?いつまでたっても顔面に当たらないボール。
着地してからそーっと目を開けると…
「タケル!なにやってんだよバカ 笑」
「つい 笑」
タケルが味方のボールをうっかりキャッチしちゃったらしい。
「だって菜月に当たると思ったんだもん」
「だもんじゃねーし 笑」
ゲラゲラ笑ってる8組の皆さん。
「タケルありがとう…」
「おまえ昨日も鼻潰れたんだから、気をつけろよ。マジでなくなるぞ。」
「うん 笑」
もー
大好き!!大好きなんですけど!!
ネット越しに見つめてると、またタケルがニコッと笑ってくれた。
ぷぎゃー!!!
「あの子が彼女?え、ふつーじゃん?」
体育が終わり、更衣室へ向かう廊下で
後ろから聞こえてきた声。
「あ、やばっ」
振り返ると、さっきタケルの事を言ってた人達がいた。
…悪口なら聞こえないように言ってよね。
どうせ私は普通だもん。
自分でもわかってるけど、他人から言われるとこんなにもショックで悲しい。
悲しくて恥ずかしくて、下を向いた。
「おまえらより数百倍可愛いっつーの。」
そんな声がして、その声の方向を見ると
最近よく話すクラスメイトの中の一人の
葵ちゃんが立っていた。