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恋花火***Special Starmine
第3章 イケメンですか?
そんなヒーローみたいなセリフ


タケルに似合わないよ


「あっなによ!いいとこ取り!?」

「そのとーり!」

「ズル!私がギューする役でしょ!?」

「いやいやここは俺が」


話すのはたぶん初めてなはずのタケルと葵ちゃん


そんな二人の掛け合いに、思わず吹いた。


「や〜っと笑ったぁ〜」

「そうなんだよ!こいつウジウジマンだからひとつ頼むよ葵ちゃん。」

「私の名前知ってんの!?」

「そりゃーもう。菜月の身辺は全て把握してますから。」

「それすげー!」

「まーね。菜月がいつも葵ちゃんの話してくるから覚えたよ。」

「えっ♡菜月私の事話してくれてるの!?」

「大好きらしいよ。」

「きゃー♡」


なんかもう恥ずかしい。


顔から火が出そう。


だけどいつもピンチになると決まって現れるタケルと


私の事を実は知ってたという優しい葵ちゃんに出会えて


やっぱり私は努力してないなーと思った。


「じゃ、菜月の事よろぴく〜。午後の授業代返しとくねん♪」


ヒラヒラと手を振って、葵ちゃんは立ち去っていった。


「いい奴ぽいな。」

「うん、葵ちゃんすごいいい人なの。」

「よかったじゃん。」


タケルがグシャグシャと頭を撫でてきた。


私の大好きなやつをされて


喧嘩してることも忘れて


タケルにギュッと抱きついた。


「…私甘えんぼなんだよ。」

「なにを今更。」


だってタケルがたくさん甘えさせてくれるんだもん


だから私は思い切り甘えてしまう


それはきっと、これからも。


「俺も何度もこのペチャパイに甘えたよな〜」

「なっ、ペチャパイ!?は!?」


からかわれるけど、でも。


タケルが甘えてくるときは


何度でもこのペチャパイを貸すからね。





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