この作品は18歳未満閲覧禁止です
一族の恥
第1章 お母さんへ
確かに、ぼくはあの女を刺したよ。
犯してから、刺した。
殺すつもりやったけど、無知やってんな。
やり方が甘かったんや。
3年半、ずっと後悔しとった。
あの日な。
康生のケータイにメールがあった日、康生のかわりに家に行ったんや。
チャイム鳴らして出てきた瞬間あのクソを蹴り倒して、悲鳴上げて逃げようとしたとこなんべんかどついて、足引きずって奥まで連れ込んで、ほんで暖房きいたぬくいとこで、猫が見てる前で、康生にしたんとおんなしようにしたったのは事実や。