この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
The one …ただ一人の…
第10章 卒業式
おーい!
と遠くから、朋也の声がする。
「大丈夫だった?あーお邪魔だったかな?」
『邪魔!』
日向は即答だ。
「そんな事言うなよ〜俺も混ぜて?」
日向の蹴りが飛んだ。
ヒョイと避けると、危なかったぁ!と戯けてる。
クスクス笑う曄良。
「なあ、ゼミの飲み会、曄良さん連れて一緒に行こうぜ!」
『嫌だよ。』
「卒業したら、暫く会えないんだぞ〜薄情者!」
日向の肩をブンブン揺する。
「ゼミの教授だって、来るしさ。お前だけ参加しないって、よく無いと思うよ〜」
朋也はこうなってくると、うんと言うまで、テコでも動かない。

『うるさいなぁ。わかったよ!』

曄良、一緒にいい?と日向は心配そうに聞いて来る。
「良いよ。私も行っても良いの?」
『もちろん。』

「やったあー!!」
とスキップしている朋也。
クスクス笑う曄良は不意に目の前が暗くなる。
日向が手のひらで目隠しした。
『可愛いなぁ、朋也くんって思ってたでしょ、今。』
「そんなこと、ちょっと思ったけど。」
『思ったんだ。』
そう言うと、日向は急に獲物を捕らえる様な目で、曄良を見つめた。
次の瞬間、曄良の頭を引き寄せ、唇を奪った。

「ん!んんっ……」

曄良の抵抗を許さず、舌を入れて来る。舌を奥に入れて、曄良の逃げ惑う舌に絡めていく。曄良は身体が溶けていくのを感じる。

「だからっ!俺も混ぜてって言ったじゃん!」
と、日向と曄良の目の前にしゃがみ込み、朋也が言った。
日向が、一旦曄良の唇を解放して朋也を見た。

『うるさい。』
と低く唸る。そして潤んだ瞳で待っている曄良にまた唇を重ねている。

「ちぇーっ。ケチ!」

もうっ!早く行こうぜ!と日向の背中をツンツンする。
そんな行為にはビクともしない。ひたすら曄良のキスを味わう日向だった。
/303ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ