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The one …ただ一人の…
第12章 最強のライバル?
「そろそろ会議の時間です。行きましょうか?」
『わかった。』
コーヒーを飲み干すと、日向は会議室へ向かった。
ふと山下の携帯が鳴る。
『先に行ってるぞ。』
日向は会議室に入った。
山下は着信相手を見た。曄良だった。
曄良は外回りの帰りで、日向の仕事先のホテルの近くに来ていた。
「暖かいなぁー春だね。」
ふと日向の事を思う。真面目に働いて……るよね。
あれ、こんな所に桜咲いてたんだ。
ホテルの脇のスペースに、大きな桜の木を見つけた。
「そういえば、お花見しようっていってたのにな……」
大きな桜の木の下で、ピンクの花達を見上げてみる。
「忙しいし、ムリだよね。」
そうして、少し考えると曄良は思い立ったように、携帯を取り出した。
「もしもし、あの山下さんの携帯ですか?」
『はい。そうですよ。曄良さんですね。』
山下は優しい声で言った。
「忙しい時間にすみません。あのちょっとお願いが……」
『はい、何なりと。』
「近いうちに夜何時でも良いので、少し30分でもいいので、日向に時間来れませんか?」
「出来れば、桜の花が咲いているうちに…」
ああ。そういえば、日向さんも花見に行きたいとか言ってたなぁ。山下は少し考え、スケジュール帳をめくったて、曄良に言った。
『わかりました。じゃ金曜日、夜9時でどうですか?』
「えっ、本当ですか?ありがとうございます。」
「それと、日向には、内緒で。多分仕事にならなくなっちゃうと思うので。」
山下はクスッと笑った。良くわかってらっしゃる。
『了解しました。曄良さんは大丈夫ですか?』
「えっ?」
『日向さんは、曄良不足だーと叫んでましたよ。』
電話の向こうで、きっと真っ赤な顔をしているのだろう。山下は想像する。
「少し……不足してるかな……では、金曜日よろしくお願いします。失礼します。」
そう言うと、電話が切れた。
『わかった。』
コーヒーを飲み干すと、日向は会議室へ向かった。
ふと山下の携帯が鳴る。
『先に行ってるぞ。』
日向は会議室に入った。
山下は着信相手を見た。曄良だった。
曄良は外回りの帰りで、日向の仕事先のホテルの近くに来ていた。
「暖かいなぁー春だね。」
ふと日向の事を思う。真面目に働いて……るよね。
あれ、こんな所に桜咲いてたんだ。
ホテルの脇のスペースに、大きな桜の木を見つけた。
「そういえば、お花見しようっていってたのにな……」
大きな桜の木の下で、ピンクの花達を見上げてみる。
「忙しいし、ムリだよね。」
そうして、少し考えると曄良は思い立ったように、携帯を取り出した。
「もしもし、あの山下さんの携帯ですか?」
『はい。そうですよ。曄良さんですね。』
山下は優しい声で言った。
「忙しい時間にすみません。あのちょっとお願いが……」
『はい、何なりと。』
「近いうちに夜何時でも良いので、少し30分でもいいので、日向に時間来れませんか?」
「出来れば、桜の花が咲いているうちに…」
ああ。そういえば、日向さんも花見に行きたいとか言ってたなぁ。山下は少し考え、スケジュール帳をめくったて、曄良に言った。
『わかりました。じゃ金曜日、夜9時でどうですか?』
「えっ、本当ですか?ありがとうございます。」
「それと、日向には、内緒で。多分仕事にならなくなっちゃうと思うので。」
山下はクスッと笑った。良くわかってらっしゃる。
『了解しました。曄良さんは大丈夫ですか?』
「えっ?」
『日向さんは、曄良不足だーと叫んでましたよ。』
電話の向こうで、きっと真っ赤な顔をしているのだろう。山下は想像する。
「少し……不足してるかな……では、金曜日よろしくお願いします。失礼します。」
そう言うと、電話が切れた。