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The one …ただ一人の…
第12章 最強のライバル?
「30分じゃなくて良いんですか?」
山下はゆっくり頷くと
「はい。曄良さんも、不足している様でしたので。」
とニッコリ笑った。
曄良は真っ赤な顔になった。
では、私はこれで。と去っていこうとする山下に曄良が声をかける。
「山下さんもご一緒にいかがですか?」
山下はビックリして振り返る。そして微笑みながら
「お誘いは嬉しいですが、隣の方が凄い形相で睨んでらっしゃるので、今日の所は遠慮しておきます。」
じゃあ。と曄良が走って山下の元へやってくる。
「これ、良かったら食べて下さい。お口に合うかわかりませんが。」
小さな包みを渡された。
「日向さんから、良くサポートしてもらっているって。そのお礼です。」
山下は、ドキドキした。
てっ手作りのお弁当ですか?曄良さんの?勿体無くて…食べれないかも。
「あと、多分オフィスの西側ベランダから下を見て下さい。山下さんも、お花見楽しめると思います。」
??と思いながら、頷くと
「ありがとうございます。曄良さん。私にまで…」
曄良はニッコリ笑った。
その笑顔に、心を撃ち抜かれてしまう山下だった。
曄良が日向の元に戻って来ると、日向はご機嫌ナナメだった。
『山下と何をしてた。』
「今日のお礼を伝えただけ。日向、行こう。早く!」
曄良は、日向の手を引いて、外へ連れ出した。
ホテルの裏側の敷地に連れて行かれて、次の瞬間息を飲んだ。
『桜だ。』
曄良が、嬉しそうに笑った。
一本だが、立派な桜の木があった。
しかもライトアップされていて、真ん中にテーブルと椅子が用意されている。
『こんな所に、こんな桜……全然気がつかなかった。』
「私も、この前偶然発見して、でね。ここだったら、日向、仕事の途中少し抜けて来られるかなって思って。」
『曄良……』
「職場からね、ライトアップの機材貸してもらって、準備して、テーブルと椅子はね、兄のお店からイベント用の物借りてきたの。」
『いつから、、準備してたの。』
水曜日からかな。ライト結構重くて、いっぺんにいくつも運べなくて。
「日向、気に入ってくれた?」
日向は曄良の腕を掴み、引き寄せ、抱きしめた。
『当たり前だ。こんな素敵な花見、した事ないよ。』
山下はゆっくり頷くと
「はい。曄良さんも、不足している様でしたので。」
とニッコリ笑った。
曄良は真っ赤な顔になった。
では、私はこれで。と去っていこうとする山下に曄良が声をかける。
「山下さんもご一緒にいかがですか?」
山下はビックリして振り返る。そして微笑みながら
「お誘いは嬉しいですが、隣の方が凄い形相で睨んでらっしゃるので、今日の所は遠慮しておきます。」
じゃあ。と曄良が走って山下の元へやってくる。
「これ、良かったら食べて下さい。お口に合うかわかりませんが。」
小さな包みを渡された。
「日向さんから、良くサポートしてもらっているって。そのお礼です。」
山下は、ドキドキした。
てっ手作りのお弁当ですか?曄良さんの?勿体無くて…食べれないかも。
「あと、多分オフィスの西側ベランダから下を見て下さい。山下さんも、お花見楽しめると思います。」
??と思いながら、頷くと
「ありがとうございます。曄良さん。私にまで…」
曄良はニッコリ笑った。
その笑顔に、心を撃ち抜かれてしまう山下だった。
曄良が日向の元に戻って来ると、日向はご機嫌ナナメだった。
『山下と何をしてた。』
「今日のお礼を伝えただけ。日向、行こう。早く!」
曄良は、日向の手を引いて、外へ連れ出した。
ホテルの裏側の敷地に連れて行かれて、次の瞬間息を飲んだ。
『桜だ。』
曄良が、嬉しそうに笑った。
一本だが、立派な桜の木があった。
しかもライトアップされていて、真ん中にテーブルと椅子が用意されている。
『こんな所に、こんな桜……全然気がつかなかった。』
「私も、この前偶然発見して、でね。ここだったら、日向、仕事の途中少し抜けて来られるかなって思って。」
『曄良……』
「職場からね、ライトアップの機材貸してもらって、準備して、テーブルと椅子はね、兄のお店からイベント用の物借りてきたの。」
『いつから、、準備してたの。』
水曜日からかな。ライト結構重くて、いっぺんにいくつも運べなくて。
「日向、気に入ってくれた?」
日向は曄良の腕を掴み、引き寄せ、抱きしめた。
『当たり前だ。こんな素敵な花見、した事ないよ。』