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The one …ただ一人の…
第12章 最強のライバル?
『曄良、大丈夫?』
「大丈夫じゃないよ。もうっ」
あらからもう一回日向に突かれ、曄良は足腰に力が入らない。
なんとか立ち上がって、日向が用意してくれていたスーツに着替えると、仕事に行く準備をしてる。
日向は、そんな曄良を抱き寄せ、キスをする。
『曄良ぁ。寂しい。』
「もう、日向、どのネクタイにするの?迎えに来ちゃうよ。」
『曄良が選んで。』
はいはい。じゃ、これね。と言って濃いブルーのネクタイを選ぶと日向に渡す。
『えー。やって?』
「甘えん坊さんね。」
そう言うと、背伸びして日向のワイシャツへネクタイを通すと、器用に結んだ。
『上手だね。』
「仕事柄ね。」
『新婚さんみたい。』
そう言うと、曄良の腰に手を回し、キスする。
ピンポーン
あっ、お迎え来たよ。
甘えてくる日向を急かす。
「おはようございます。」
山下がエレベーターから降りてくる。そして曄良の顔を見ると、さっきの声が蘇って来て、思わず視線を逸らす。顔が赤くなる。
『さっきの、聞こえたのか?』
日向は冷やかす様に言った。
「おはようございます。何の事でしょうか?」
山下はイラッとしながらも、平静を装う。
『まあいい。』
そう言うと、曄良を呼んだ。
スーツを着こなした曄良が姿を現わす。
「おはようございます。」
鈴を転がす様な可愛らしい声で挨拶され、山下は抱きしめたい衝動に駆られる。
「下まで、ご一緒しても良いですか?」
と曄良は言った。身長差で自然に上目遣いになるその顔が、本当に愛おしい。
山下は、エレベーターの扉を開けて、もちろんと笑ってみせる。
そして、エレベーターで1階まで降りると、日向は曄良の腕を引き寄せ、もう一度抱きしめる。
「大丈夫じゃないよ。もうっ」
あらからもう一回日向に突かれ、曄良は足腰に力が入らない。
なんとか立ち上がって、日向が用意してくれていたスーツに着替えると、仕事に行く準備をしてる。
日向は、そんな曄良を抱き寄せ、キスをする。
『曄良ぁ。寂しい。』
「もう、日向、どのネクタイにするの?迎えに来ちゃうよ。」
『曄良が選んで。』
はいはい。じゃ、これね。と言って濃いブルーのネクタイを選ぶと日向に渡す。
『えー。やって?』
「甘えん坊さんね。」
そう言うと、背伸びして日向のワイシャツへネクタイを通すと、器用に結んだ。
『上手だね。』
「仕事柄ね。」
『新婚さんみたい。』
そう言うと、曄良の腰に手を回し、キスする。
ピンポーン
あっ、お迎え来たよ。
甘えてくる日向を急かす。
「おはようございます。」
山下がエレベーターから降りてくる。そして曄良の顔を見ると、さっきの声が蘇って来て、思わず視線を逸らす。顔が赤くなる。
『さっきの、聞こえたのか?』
日向は冷やかす様に言った。
「おはようございます。何の事でしょうか?」
山下はイラッとしながらも、平静を装う。
『まあいい。』
そう言うと、曄良を呼んだ。
スーツを着こなした曄良が姿を現わす。
「おはようございます。」
鈴を転がす様な可愛らしい声で挨拶され、山下は抱きしめたい衝動に駆られる。
「下まで、ご一緒しても良いですか?」
と曄良は言った。身長差で自然に上目遣いになるその顔が、本当に愛おしい。
山下は、エレベーターの扉を開けて、もちろんと笑ってみせる。
そして、エレベーターで1階まで降りると、日向は曄良の腕を引き寄せ、もう一度抱きしめる。