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The one …ただ一人の…
第13章 トラウマの元凶
車の中で、日向の話を聞いた曄良は、少し不安だった。
「日向、身分を知らせてしまって大丈夫だったの…?」
『曄良は、心配しなくて良いんだよ。それにあの状況じゃ、言わなきゃアイツは引き下がらなかったよ。』
確かに、揉め事に発展するリスクはある。でも、曄良のバックに山野辺グループがいる事を、アイツに知らしめておきたかった。
ただ、気にるのは、グランドリアホテルだ。ヤクザが絡んでるとか変な噂も絶えないホテル……。
曄良の肩をギュと抱きしめる。
『暫くの間、注意した方が良いな。アイツが、素直に諦めるとは思えない。』
「………」
曄良が、日向の顔を不安そうに見つめた。
『大丈夫だよ。曄良はオレが守る。今度こそ。』
「……違う…の。私は…日向が心配で……日向に何かあったら。」
みるみる曄良の瞳に涙が溢れた。
『大丈夫。オレには優秀な秘書がいるからな?』
山下が、えっ私ですか?と驚きの顔をを見せる。
『何かあったら、助けてくれるんだろ?』
山下はフッと笑った。
「曄良さん限定ですよ。」
『はぁ?オレは放置かよ。』
山下は、ご自分で何とかしなさい。
と意地悪を言う。
『ちぇっ。やっぱりやな奴だ。』
そう言うと、曄良の頭を引き寄せ、山下に見せつけるようにキスをした。
曄良を職場へ送り届け、暫くは山下が送り迎えをするという事になった。
「でも、日向の仕事のサポートで忙しいのに…私なら大丈夫…」
『大丈夫じゃなかっただろう?』
そう言うと、曄良を抱きしめた。
『甘えて?ねっ…?』
曄良はゆっくり頷いた。
「日向、身分を知らせてしまって大丈夫だったの…?」
『曄良は、心配しなくて良いんだよ。それにあの状況じゃ、言わなきゃアイツは引き下がらなかったよ。』
確かに、揉め事に発展するリスクはある。でも、曄良のバックに山野辺グループがいる事を、アイツに知らしめておきたかった。
ただ、気にるのは、グランドリアホテルだ。ヤクザが絡んでるとか変な噂も絶えないホテル……。
曄良の肩をギュと抱きしめる。
『暫くの間、注意した方が良いな。アイツが、素直に諦めるとは思えない。』
「………」
曄良が、日向の顔を不安そうに見つめた。
『大丈夫だよ。曄良はオレが守る。今度こそ。』
「……違う…の。私は…日向が心配で……日向に何かあったら。」
みるみる曄良の瞳に涙が溢れた。
『大丈夫。オレには優秀な秘書がいるからな?』
山下が、えっ私ですか?と驚きの顔をを見せる。
『何かあったら、助けてくれるんだろ?』
山下はフッと笑った。
「曄良さん限定ですよ。」
『はぁ?オレは放置かよ。』
山下は、ご自分で何とかしなさい。
と意地悪を言う。
『ちぇっ。やっぱりやな奴だ。』
そう言うと、曄良の頭を引き寄せ、山下に見せつけるようにキスをした。
曄良を職場へ送り届け、暫くは山下が送り迎えをするという事になった。
「でも、日向の仕事のサポートで忙しいのに…私なら大丈夫…」
『大丈夫じゃなかっただろう?』
そう言うと、曄良を抱きしめた。
『甘えて?ねっ…?』
曄良はゆっくり頷いた。