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The one …ただ一人の…
第13章 トラウマの元凶
『チクショっ!』
ひなたは、両手に手錠をかけられ、柱につながれ身動きが取れなくなっていた。
油断した。コンビニを出て暫く歩いた所で背後に人影を感じた。
その瞬間、多分スタンガンを当てられた。

まだ首がヒリヒリする。
本当に何てことしやがる。

日向は目の前で、ワインのグラスを傾け、ニヤニヤしている田城に言った。

「お前、一人じゃ何も出来ないのか?」

そう挑発すると、田城は笑いながら、周りにいる男たちに顎で指示を出す。
日向を殴り、蹴り飛ばし、痛めつける。

『黙っていればいいものを。これじゃ、姫が到着する前に、気を失ってしまいそうだね。』

日向は目を見開いた。

「曄良に、何をした!」

田城は笑った。

『まだ、何もしてないさ。ただ、王子様を預かったと伝えただけだ。』

「なんだと!」

『帰して欲しければ、一人で来いってね。』

田城は高笑いしながら、日向を見た。
日向の顎に手をやり、言った。

『王子様の前で、姫を犯してやるよ。楽しみにしてろ。アイツをいい声で、啼かせてやるよ。』

日向は、愕然とした。
こいつは、やっぱり曄良を諦めていなかった。唇を噛み締める。

ピンポーン

『姫の到着だ。時間通りだな。』

そう言うと、田城はドアへ向かう。

暫くすると、曄良が目の前に現れた。
オレに駆け寄ろうとするが、腕を掴まれて動けない。

「日向っ!」

『来るなっ!逃げろっ!逃げてくれ!頼む!』

日向は泣きそうになる。これから曄良に起こる事が想像出来るから。

日向は更に蹴り飛ばされ、痛みに顔歪める。
「止めて!日向は関係ない!」
そう言って、田城を睨み付ける。

『いい顔だな。その顔も唆られるよ。』
そう言って、曄良の腕を掴んだまま、曄良を舐めるように見た。顔のラインを指でなぞる。

『全裸になれよ。』

曄良に向かって言った。

『王子様を助けたいなら、今すぐ服を脱げ。脱がないと、王子様への暴行は止まないぞ…ククっ』

嫌らしく笑う田城…

何度も殴られ、蹴られ、苦痛に顔を歪ませている日向を見つめた。

曄良は服を脱ぎ始めた。

暴行が止む。男たちも一斉に曄良を見ている。

『曄良っ!ダメだっ!止めろぉ!』
日向の叫び声が室内に響く。
『うるさい、黙らせろ!』
日向は男たちに口に猿轡をされ、呻き声しか出せなくなった。
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