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The one …ただ一人の…
第14章 記憶
雪乃は曄良の手と日向の手を取って握りしめた。
「私は…弱くて…色んなものに囚われてしまって。だから、二人にはそうなって貰いたくないの。」

『母さん…』

曄良は、雪乃の手を握り返した。

「私、日向さんの言葉だけを信じて生きようって決めてたんです。でも、それじゃダメだって、今良くわかりました。」
『えっ、曄良??』
日向が不安そうな顔をする。

ドクターストップ内緒にして……エッチな事……もうっ
曄良の顔が見る見る赤くなる。

「私、強くなりますね。お母さんに心配掛けないくらい……強くなります。」
ニッコリ笑って、雪乃を見る。

『それ以上、強くなったら困る。』

日向の願いは切実だった。
空手、合気道、護身術?
これ以上どこを目指すんだ……?

『曄良は、すぐ無茶するから、それ以上強くなっちゃダメだ。』

刃物の前にも平気で飛び出すし、チンピラ投げ飛ばすし、オレを助けに来てあんな無茶な……
何回心配させるんだよ。全く。

『これ以上、傷を増やすな。』

日向が涙目になってる。

「無茶な日向に心配されるなんて、曄良さん、すごいのね。」
曄良は、武勇伝はいっぱいありますから、少しずつお話しますね。と言った。

雪乃は、あらっ楽しみ〜と呑気に目を輝かせている。

『母さんが心配するような事にはならないから。』
なっ?と日向が言った。
「はい。安心して下さい。」
曄良は、ニッコリ笑って、雪乃の手を握った。雪乃も、安心して笑顔になった。
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