この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
The one …ただ一人の…
第15章 婚約者
山下は、あの後、看護師にしこたま怒られ、病室に戻って行った。曄良は、検査も終わったので、帰宅して良いと言われた。
山野辺社長は、曄良の職場へ事情は伏せて、3日程休みを取らせた。その通知が、日向に届く。
『曄良。3日間お休み取れたよ。』
タクシーの後部座席に座っていた日向は、曄良を見た。
『眠ってる…』
そっと曄良の肩を抱く。

日向は、プライベートルームがあるホテルに着くと、曄良をゆっくり抱き上げた。
そのままベットルームへ入り、曄良をそっと寝かせた。
『お休み…曄良。』
おでこにキスを落とした。


「ん…」
曄良はふと目を覚ました。
ん、まだ夜?
ベットルームの窓を見つめる。
「日向?」
ベットには、日向の姿はなかった。
曄良はゆっくりと部屋から出た。リビングのソファーに小さくなって、日向が寝ていた。
「風邪引いちゃうのに……」
曄良は日向の寝顔を見つめた。
不意に腕を掴まれ、曄良は目を見開いた。
『襲うぞ…』
掠れた声で、日向は呟く。
日向はゆっくりと起き上がると、曄良を抱きしめた。
『目、覚めたの?』
「うん…」
『大丈夫?怖い夢見なかった?』
「大丈夫だよ。」
『良かった…』
曄良は、日向を見上げて言った。
「寂しいから、一緒に寝て……」
『…誘ってるの?』
日向が悪戯っぽく笑った。
「もう……違うよ……」
『わかったよ。』
日向は曄良の頬にキスをすると、肩を抱いてベットルームへ入る。

「なんでソファーで寝てたの?」
上目遣いで言う曄良に、日向は言った。
『襲っちゃいそうだったから。』
曄良の手首を取る。包帯が巻かれていた。包帯の上からキスを落とす。
曄良をゆっくりベットに押し倒す。
「ダメだよ、骨折まだ、良くならないんでしょ?」
『大丈夫だよ。』
「本当に?」
曄良は心配そうに日向を見つめる。
日向は微笑んで、曄良の頭を優しく撫でた。
『怖くない?』
「日向だもん。怖くないよ?」
『良かった。』
日向は曄良にゆっくりと唇を重ねた。そっと舌を入れると、曄良の舌を追いかけ、絡めとる。そしてまた、唇を重ねた。
曄良のバスローブをゆっくりと脱がせていく。
ふと胸を触ろうとして、手を止めた。
『曄良。ここ痛くない?』
日向は、赤く腫れているその先端をそっと触った。
「ん…少し痛いかも…」
/303ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ