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The one …ただ一人の…
第15章 婚約者
御墓参りを終え、近くのレストランで昼食を取り、さっき高台から見えていた海に来ていた。
2人は、手を繋いで波打ち際を歩く。ふと日向が足を止めた。
『後悔してない?』
「ん?」
『オレと…婚約した事……』
「どうしたの?急に…」
日向は、曄良の手首にキスをする。
『オレと婚約したから、こんな……』
「日向も、私の所為で怪我したじゃない?」
曄良は田城との事を思い出していた。
「それに、今回は、私が自ら飛び込んじゃったんだし。」
山下の言う事を聞いて、逃げていれば……巻き込まれなかったかもしれない…
「私が、山下さんの言う事、聞かなかったから。」
日向が、握っていた手に力を込めた。
『曄良…』
曄良は、日向をゆっくり見つめた。
「日向こそ、後悔してない?」
『してない!する訳がない!なんでっ』
曄良は、日向の胸に抱きついた。
「圧倒的に、私の方が迷惑かけてると思うけど。」
「言う事聞かないし、すぐ危ない事するし、心配かけてばっかりだよ?」
「これからも、ワガママいっぱいだよ?」
曄良の腰に腕を回して抱きしめた。
『曄良に掛けられる心配なら、我慢する。』
『ワガママもなんでも聞くよ?』
「私も、一緒だよ。日向…」
「あなたを、守るためなら、何でも出来るの。」
もしそれが、命に関わる事でも…心の中で呟く。
「だから日向…私は何があっても後悔はしないの。」
たとえそれが、自分の身を滅ぼしてしまう事になっても…後悔はしない。
『曄良…』
「だから、私が受けた傷みを想って泣かないで。」
そう言って、いつの間にか伝っていた日向の涙を、曄良は優しく拭った。
日向はその暖かい手をそっと包み込んだ。
『わかった。』
そう言って、曄良の頬に手をあて、ゆっくりと唇を重ねた。優しく、キスをした…。
『曄良と出逢えて良かった…』
そう言う日向を、曄良は潤んだ瞳で見つめた。
「私も、日向と出逢えて良かった…」
再び唇を重ね、お互いを感じながら、長く甘いキスを2人は心ゆくまで堪能した。
2人は、手を繋いで波打ち際を歩く。ふと日向が足を止めた。
『後悔してない?』
「ん?」
『オレと…婚約した事……』
「どうしたの?急に…」
日向は、曄良の手首にキスをする。
『オレと婚約したから、こんな……』
「日向も、私の所為で怪我したじゃない?」
曄良は田城との事を思い出していた。
「それに、今回は、私が自ら飛び込んじゃったんだし。」
山下の言う事を聞いて、逃げていれば……巻き込まれなかったかもしれない…
「私が、山下さんの言う事、聞かなかったから。」
日向が、握っていた手に力を込めた。
『曄良…』
曄良は、日向をゆっくり見つめた。
「日向こそ、後悔してない?」
『してない!する訳がない!なんでっ』
曄良は、日向の胸に抱きついた。
「圧倒的に、私の方が迷惑かけてると思うけど。」
「言う事聞かないし、すぐ危ない事するし、心配かけてばっかりだよ?」
「これからも、ワガママいっぱいだよ?」
曄良の腰に腕を回して抱きしめた。
『曄良に掛けられる心配なら、我慢する。』
『ワガママもなんでも聞くよ?』
「私も、一緒だよ。日向…」
「あなたを、守るためなら、何でも出来るの。」
もしそれが、命に関わる事でも…心の中で呟く。
「だから日向…私は何があっても後悔はしないの。」
たとえそれが、自分の身を滅ぼしてしまう事になっても…後悔はしない。
『曄良…』
「だから、私が受けた傷みを想って泣かないで。」
そう言って、いつの間にか伝っていた日向の涙を、曄良は優しく拭った。
日向はその暖かい手をそっと包み込んだ。
『わかった。』
そう言って、曄良の頬に手をあて、ゆっくりと唇を重ねた。優しく、キスをした…。
『曄良と出逢えて良かった…』
そう言う日向を、曄良は潤んだ瞳で見つめた。
「私も、日向と出逢えて良かった…」
再び唇を重ね、お互いを感じながら、長く甘いキスを2人は心ゆくまで堪能した。