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The one …ただ一人の…
第19章 魅惑のドレス
「曄良ちゃんは、こっちで、先ずはね〜これ着てみて。
弥生!手伝ってあげて。」
そう言って、曄良を奥の更衣室へ案内する。
日向は真っ白なスーツに身を包み、王子様さながらの格好で、曄良の着替えを待っていた。
山下は、真ん中の椅子で、お茶をすすっていた。
曄良さんの準備出来ました。
そうして現れた曄良の姿に、一同息を呑む。
日向は自然と跪き、曄良の手を取ると手の甲にキスをした。
『曄良…綺麗だ。』
オフショルダーのデザインに、長いトレーン。
レースとスワロフスキーがあしらわれたドレスに身を包んだ曄良は、童話の姫が本から抜け出た様で、一同目を奪われた。
山下も司も、ため息をついた。
『やっぱり、このドレスは曄良ちゃんなのよ。しっくり来るわ。』
ウットリした顔をしている。
「司さん、このドレス、すごく素敵です。初めて見たかも。」
『当たり前よ。このドレスは曄良ちゃんをイメージしてデザインしたから。』
「えっ、そうなんですか?」
そう言って、曄良は頬をピンクに染めた。
『本当は、私が隣に並びたかったけど。』
そう言って、涙を拭った。
日向は、眉を寄せて司を見た。
『あら、新郎、顔が怖いわよ。』
山下は司に聞いた。
「司さんは、曄良さんの事好きなんですか?」
『そうよ。曄良ちゃんは…』
司は愛おしそうに、曄良を見つめる。
『私が愛せた唯一の女なの。』
曄良は、一体どれだけの男を魅了するんだ。ゲイまで…。
オレは…頑張るぞ!と日向は自分に喝を入れた。
日向さんは、大変な人を好きになったもんだ。あっ私もか……。と山下は笑っていた。
『さあ、次はこっちも着て。曄良ちゃんの大好きなピンクね。』
波乱の衣装合わせは無事に終わり、司と曄良の濃厚なハグを最後に見せつけられ、日向は慌てて、曄良の腕を掴み、引き離す。
『ケチね〜』
と口を尖らす司。
「司さん、今日はありがとうございました。」
曄良はニッコリと笑う。
『幸せになるのよ。曄良ちゃん。』
司は日向にガッツリと抱きしめられている曄良の頬を撫で、おでこにチュとした。
『ドレスとタキシードは、3日前にホテルへ届けておくわ。』
そう言って司は手を振った。
弥生!手伝ってあげて。」
そう言って、曄良を奥の更衣室へ案内する。
日向は真っ白なスーツに身を包み、王子様さながらの格好で、曄良の着替えを待っていた。
山下は、真ん中の椅子で、お茶をすすっていた。
曄良さんの準備出来ました。
そうして現れた曄良の姿に、一同息を呑む。
日向は自然と跪き、曄良の手を取ると手の甲にキスをした。
『曄良…綺麗だ。』
オフショルダーのデザインに、長いトレーン。
レースとスワロフスキーがあしらわれたドレスに身を包んだ曄良は、童話の姫が本から抜け出た様で、一同目を奪われた。
山下も司も、ため息をついた。
『やっぱり、このドレスは曄良ちゃんなのよ。しっくり来るわ。』
ウットリした顔をしている。
「司さん、このドレス、すごく素敵です。初めて見たかも。」
『当たり前よ。このドレスは曄良ちゃんをイメージしてデザインしたから。』
「えっ、そうなんですか?」
そう言って、曄良は頬をピンクに染めた。
『本当は、私が隣に並びたかったけど。』
そう言って、涙を拭った。
日向は、眉を寄せて司を見た。
『あら、新郎、顔が怖いわよ。』
山下は司に聞いた。
「司さんは、曄良さんの事好きなんですか?」
『そうよ。曄良ちゃんは…』
司は愛おしそうに、曄良を見つめる。
『私が愛せた唯一の女なの。』
曄良は、一体どれだけの男を魅了するんだ。ゲイまで…。
オレは…頑張るぞ!と日向は自分に喝を入れた。
日向さんは、大変な人を好きになったもんだ。あっ私もか……。と山下は笑っていた。
『さあ、次はこっちも着て。曄良ちゃんの大好きなピンクね。』
波乱の衣装合わせは無事に終わり、司と曄良の濃厚なハグを最後に見せつけられ、日向は慌てて、曄良の腕を掴み、引き離す。
『ケチね〜』
と口を尖らす司。
「司さん、今日はありがとうございました。」
曄良はニッコリと笑う。
『幸せになるのよ。曄良ちゃん。』
司は日向にガッツリと抱きしめられている曄良の頬を撫で、おでこにチュとした。
『ドレスとタキシードは、3日前にホテルへ届けておくわ。』
そう言って司は手を振った。