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The one …ただ一人の…
第19章 魅惑のドレス
土曜日。日向と2人で結城家にお邪魔していた。
双子は、相変わらず曄良にベッタリで、日向を邪魔者扱いしてる。
『お前ら、結婚式手伝ってくれないの?』
日向が言うと、2人ともフンと言ってそっぽを向く。
曄良と結城は顔を見合わせている。
日向が突然立ち上がり、双子を抱えて歩き出す。
「えっ、日向?」
曄良が不安気に声を掛ける。
『ちょっと、男同士の話をしてくる。』
と言って、子供部屋へ入っていく。
「離せよ!」
足をバタつかせながら、日向の拘束から逃れようとする。
そんな双子を、ゆっくり下へ降ろした。
『サク、ユウ、良いか?ちょっと聞け。男同士の話だ。曄良にも、お母さんにも言うなよ。』
「えっ?」
2人とも、秘密の話は大好きだ。目を輝かしている。
『曄良は、今27歳だ。お前達は今、5歳だ。と言う事は、22歳の年の差があるんだ。』
「年の差なんて関係ないもん。」
サクが言った。
『本当か?お前らが20歳の時、42歳だ。』
「サク、お母さんよりも上だよ?」
ユウが言った。
「えっ、そうなの?」
サクは青ざめた。
『それでだ。ここからは提案なんだが』
2人は興味深々で、日向を見る。
『オレと曄良が結婚したら、赤ちゃんが出来るだろう?』
うんうんと相槌をうつ。
『オレと曄良の子供だよ。女の子だったら、絶対に可愛い。そう思わないか?』
「えっ。」
『お前らと結婚させてやっても良いぞ。』
「ホント!」
『ただし、今回の結婚式で、ベール持つの手伝ってくれたらの話だ。』
「やる!」
即答!サクもユウも元気一杯に答える。
『よし!いい子だ。曄良とお母さんに報告してきて!』
「はーい!」
と2人は走って出て行った。
「単純……だな。」
ニヤリと笑う日向。
この約束を日向は後日、後悔する事になるのだが……
曄良は日向と腕を組み、次の目的地、ジュエリーショップに向かっていた。
「日向、サクとユウ、どうやってやる気にさせたの?」
『男同士の話だ。内緒だよ。』
「ケチ!」
口を尖らせる曄良。
ははっと笑って、曄良の頭を撫でる日向。
『単純な事だよ。そのうちわかるさ。』
「もう、良くわかんない。」
そんな事を話しながら、ショップへ向かうのであった。
双子は、相変わらず曄良にベッタリで、日向を邪魔者扱いしてる。
『お前ら、結婚式手伝ってくれないの?』
日向が言うと、2人ともフンと言ってそっぽを向く。
曄良と結城は顔を見合わせている。
日向が突然立ち上がり、双子を抱えて歩き出す。
「えっ、日向?」
曄良が不安気に声を掛ける。
『ちょっと、男同士の話をしてくる。』
と言って、子供部屋へ入っていく。
「離せよ!」
足をバタつかせながら、日向の拘束から逃れようとする。
そんな双子を、ゆっくり下へ降ろした。
『サク、ユウ、良いか?ちょっと聞け。男同士の話だ。曄良にも、お母さんにも言うなよ。』
「えっ?」
2人とも、秘密の話は大好きだ。目を輝かしている。
『曄良は、今27歳だ。お前達は今、5歳だ。と言う事は、22歳の年の差があるんだ。』
「年の差なんて関係ないもん。」
サクが言った。
『本当か?お前らが20歳の時、42歳だ。』
「サク、お母さんよりも上だよ?」
ユウが言った。
「えっ、そうなの?」
サクは青ざめた。
『それでだ。ここからは提案なんだが』
2人は興味深々で、日向を見る。
『オレと曄良が結婚したら、赤ちゃんが出来るだろう?』
うんうんと相槌をうつ。
『オレと曄良の子供だよ。女の子だったら、絶対に可愛い。そう思わないか?』
「えっ。」
『お前らと結婚させてやっても良いぞ。』
「ホント!」
『ただし、今回の結婚式で、ベール持つの手伝ってくれたらの話だ。』
「やる!」
即答!サクもユウも元気一杯に答える。
『よし!いい子だ。曄良とお母さんに報告してきて!』
「はーい!」
と2人は走って出て行った。
「単純……だな。」
ニヤリと笑う日向。
この約束を日向は後日、後悔する事になるのだが……
曄良は日向と腕を組み、次の目的地、ジュエリーショップに向かっていた。
「日向、サクとユウ、どうやってやる気にさせたの?」
『男同士の話だ。内緒だよ。』
「ケチ!」
口を尖らせる曄良。
ははっと笑って、曄良の頭を撫でる日向。
『単純な事だよ。そのうちわかるさ。』
「もう、良くわかんない。」
そんな事を話しながら、ショップへ向かうのであった。