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The one …ただ一人の…
第22章 愛のカタチ
『曄良……』
ベッドでスヤスヤ眠っている曄良の横に腰を下ろすと、髪を撫でる。
「ん……あ…寝てた?」
『ん。気持ち良さそうに寝てたから。』
「ん…。」
曄良は、ゆっくり身体を起こす。
『大丈夫?』
「うん。大丈夫。」
『もう、上準備終わってるよ。』
「じゃ、野菜とか持って行かないとね。」
急に日向は黙り込む。
「どうしたの?」
『山下と準備したの?』
「うん。手伝ってもらったけど。」
『ハグ、された?』
「えっ?」
曄良の顔が戸惑った表情になる。
『キスもされた?』
曄良は黙って日向を見た。
『ごめん。ちょっとヤキモチ妬いた。』
そう言って、曄良を抱きしめ、ゆっくりと押し倒す。
日向はそっと曄良の唇に重ねる。
舌を入れ、曄良の舌を追いかけ絡めていく。
お互いの唾液が混ざり、吐息が漏れる。
「ん…んっ……ふ…」
角度を、変えて唇を重ねていく。
呼吸が出来ないほどの激しいキス。
『………止まらなくなる。』
潤んだ瞳をして見つめてくる曄良のおでこにキスをした。
『行こ?みんな待ってるよ。』
「怒ってるの?」
『怒ってないよ。』
日向は曄良をゆっくりと抱き起こすと笑顔で言った。
「日向……私。」
『どうした?』
「日向が嫌なら、もうしない。」
『曄良?』
曄良の瞳から大粒の涙が溢れてくる。
『曄良?どうした?』
「日向が……辛い気持ちになる事したくない。」
『曄良。』
日向は曄良を優しく抱きしめる。
髪に手を入れ、頭を撫でる。
『ごめん。』
「日向は、悪くない。」
唇を噛み締める。
『オレが揺れるから、曄良が戸惑うんだ。ごめん。』
日向は、曄良が噛み締めてる唇をゆっくりと指でなぞる。
『噛み締めたら、だめだよ。』
「日向……」
『大丈夫だよ。辛くはならない。』
『もっと、曄良を大事にしないとって、山下に負けないくらいに……そう思う。』
そう。山下の愛が無性の愛であるが故、オレは、それに恥じない様に曄良と向き合おうと、曄良をもっと深く愛したいと思うんだ。
『曄良は、大丈夫?』
『曄良が嫌なら、山下に話すよ。』
「私は…よくわからないの。山下さんへの感情がなんなのか。」
『嫌なの?』
「嫌じゃないけど。」
『オレもさ。良くわからないよ。他の奴が、曄良に手を出したら、許せないんだ。でも、なんでだろ。アイツのは…たぶん、』

コンコン

ドアがノックされる。ゆっくりと扉が開いた。
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