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The one …ただ一人の…
第5章 好きという事
『ごめんなさい。』

曄良は俯く。
日向は曄良の肩を抱きしめた。

「無事で良かった・・・」

自分の背後からくる敵を倒した日向……
日向が居なかったら…そう思うと、怖くなった。
ふと、日向が曄良の左手を掴む。手のひらを見つめる。まだ、傷跡が残っている。

「日向くん。ごめんね。あの…」

日向は手のひらの傷にキスをする。

「この傷、大学の女子庇って、カッター握って出来たんだろ?」
『えっ…なっ』
「曄良さんが庇った女子、心配してた。」
日向は、少し微笑んで言った。
「曄良さんが、オレの告白。あんなに狼狽えていた理由もわかった…何も知らなくて、ごめん。」

『日向くんのせいじゃないよ?』

「でも、あの女子の反感を買ったのはオレだから……ごめん…」
そう言うと、曄良の腕を引き寄せて、抱きしめた。

「ずっと、こうしたかった。」

大きくて自分をすっぽりと抱きしめてしまう日向にドキドキする曄良。そんな曄良を見て、

「曄良さん、真っ赤」
とつぶやき思わずキスを落とす。

「嫌だったら拒否して」
といい、再び唇を重ねる。戸惑う曄良の舌に絡めていく。曄良は迷いながらキスを受け入れる。

「曄良さん、オレ本気だから。曄良さんしか見えないんだ。」
腰を抱く手に力を込めた。
「曄良さんが付き合ったくれなかったら、生涯彼女なしだよ。」
切なそうに抱きしめて来る日向。
曄良は潤んだ瞳で日向を見つめた。

「私、日向くんよりおばさんだよ。」
『曄良さんは可愛いよ』
頬をピンクに染めながら曄良は続ける。

「喧嘩になったら投げ飛ばしちゃうよ」
『オレ、受け身上手いから大丈夫。』
「面倒な兄貴もいるし」
『マスターの扱いは曄良さんの次に上手いから』
「それに・・・」
『曄良さん』
「・・・んっ」

キスで口を塞がれ、言葉が途切れる。

『Yesしか聞こえないから』

再び唇を重ね、舌を絡めて曄良を求める。
戸惑う曄良の舌。さらに強く吸い上げる。
呼吸が苦しくなる…。激しいキス。
再び聞かれる。

『オレと付き合って下さい。』
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