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The one …ただ一人の…
第6章 危険な香り
それから、オレのボディガード生活が始まった。
って言っても、仕事終わる少し前にメールが来て、迎えに行くだけなんだけど。
何となく曄良の事を守ってる感じがして嬉しかった。
ストーカー安井(ストーカーだろって日向が命名した。)はすぐに解った。
安井は、都内で歯医者を開業してる。
流石に良いスーツ着てんなぁ〜
と上から下まで舐める様に見てやった。
正面玄関から入りスタッフの人に声をかけると残っていたスタッフが一斉に視線をオレに向けた。
日向は、急に恥ずかしさが込み上げてくる。
「曄良ぁ〜、王子様が迎えに来たよ〜!」
げっ!王子様って……
はーいと遠くから曄良の声。暫くすると更衣室から曄良が出てきた。
オレも顔真っ赤だったけど、曄良も耳まで真っ赤だった。
「ごめんね。みんな私をからかうのが趣味なの。」
そして舌をちょっと出した。
だから、キスしたくなるからその顔しないで!
と心の中で叫び、スタッフの人に挨拶して職場を後にした。
オレが曄良の肩を抱いて帰る姿を、ストーカー安井がジーっと見ていた。
ただそれだけ。
2週間くらいすると、諦めたのか姿を現さなくなっていた。
そう、そして油断したんだ。きっと。諦めたものだと…。
って言っても、仕事終わる少し前にメールが来て、迎えに行くだけなんだけど。
何となく曄良の事を守ってる感じがして嬉しかった。
ストーカー安井(ストーカーだろって日向が命名した。)はすぐに解った。
安井は、都内で歯医者を開業してる。
流石に良いスーツ着てんなぁ〜
と上から下まで舐める様に見てやった。
正面玄関から入りスタッフの人に声をかけると残っていたスタッフが一斉に視線をオレに向けた。
日向は、急に恥ずかしさが込み上げてくる。
「曄良ぁ〜、王子様が迎えに来たよ〜!」
げっ!王子様って……
はーいと遠くから曄良の声。暫くすると更衣室から曄良が出てきた。
オレも顔真っ赤だったけど、曄良も耳まで真っ赤だった。
「ごめんね。みんな私をからかうのが趣味なの。」
そして舌をちょっと出した。
だから、キスしたくなるからその顔しないで!
と心の中で叫び、スタッフの人に挨拶して職場を後にした。
オレが曄良の肩を抱いて帰る姿を、ストーカー安井がジーっと見ていた。
ただそれだけ。
2週間くらいすると、諦めたのか姿を現さなくなっていた。
そう、そして油断したんだ。きっと。諦めたものだと…。