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The one …ただ一人の…
第1章 出逢い
次の日から、早速日向はアルバイトに来ていた。
昼時は結構忙しくて、15時位になると少し客が引き、落ち着いて来た。
『疲れたか?』
と言って、マスターがコーヒーを淹れてくれた。
いい香りだ。
「美味しい。」
『そうか?』
日向は頷くと、もう一度香りを吸い込んだ。
「マスター、あの混雑を1人で乗り切ってたんですか?」
『まあな。でも、常連が多いから自分で運んでくれたり、まっその辺はなんとかなるんだ。』
マスターは、初めは怖い感じの人かと思ったが、打ち解けてくると、結構気さくな人だった。
今日は何時までいるんだ?と聞かれ
「今日は1日います。ラストまで。1日の様子を見たいので。」
そっか。と言われ、今度はサンドイッチが出てくる。
「えっ、これ食べていいんですか?」
『賄いだ。今のうちに休憩しとけ。夜も結構混むぞ…』
そう言うと、厨房へ入っていった。

マスターは35歳のバツイチ。
なかなかのイケメンで、いい感じに渋い。
マスター目当てで来ている客も結構いたなぁ。
そんな事を思いながら、サンドイッチを食べる。
「うわっ、美味い!」
これは…混雑する訳だ。胃袋つかまれちゃうよ。
そう思いながら、サンドイッチを頬張った。

来ないなぁ……彼女。

日向はまた彼女の姿を思い出していた。
まっ、そんな上手くいかないよな。初日で会えるなんて、都合良すぎだよな。
日向は自分に言い聞かせて、賄いの食器を片付けた。
でも、その幸運は数時間後にやって来た。

夜はBARになる。会社帰りのサラリーマン、女性客はもちろんマスター目当て。カクテルのシェイカーを振る姿がカッコいい。
オレも出来るかな?
なんて思いながら、ジッと見てると、
『教えてやろうか?』
と言われ、目が輝いた。
そんな会話をしていた時だった。
「こんばんはー」
といいながら、客が入って来た。
この声……。
ゆっくりと振り返ると、

彼女が立っていた。
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