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The one …ただ一人の…
第8章 波乱のプロポーズ
『曄良の全てを貰ったから、今日プロポーズしたかったんだ。式は大学卒業してから、仕事が落ち着く6月頃と考えてて、どうかな?』

泣いて声にならない曄良の肩を抱きしめた。

『色々、苦労かけるかも知れない。でもオレの人生を賭けて曄良を守る。オレは曄良以外とは結婚しない。振られたら……一生独身だな……』

日向が少し自信なさ気にいった。

「私で、良いの?」
『曄良が良いんだ……』

曄良は、日向に腕を絡めて抱きつくと日向の耳元で告げた。

「よろしくお願いします。」

『本当?』

泣きながら、曄良は頷く。

『やったぁぁぁぁ』
大声で叫ぶと、曄良をお姫様抱っこしキスを落とす。
『幸せにするから。』
そう言って、曄良を抱きしめた。

ピーンポーン
呼び鈴が鳴る。
あっ朝食を頼んだんだと曄良を降ろすと、着替えておいでと声を掛けられる。
コクリと頷くと、バスルームに着替えを持って入った。

ルームサービスのスタッフが朝食を用意する中、バスルームから悲鳴が上がった。ギョっしてバスルームに目をやると。
「日向の馬鹿っ!なんでこんなにキスマーク!!」
と声が聞こえてくる。
ルームサービスのスタッフは苦笑いを浮かべ準備を終えると出て行った。
『丸聞こえなんだけど…』
笑いを堪えながら、日向は自分も着替え始めた。

曄良はソワソワ していた。
日向はコーヒーを飲みながら、新聞に目を通す。
「日向?チェックアウトしないの?」
さすがにこんな所2泊は無理だよ。
そう思って、日向を急かす。

『曄良、座って。心配ないから』
「だって。」
『ここ、オレが使ってる部屋だから。』
「???」
意味がわからない。ここがおれのへや?

「日向?今の日本語?私理解が出来ない。」

落ち着いて。と諭されて。日向は説明した。
『ここのホテルはうちの親父の持ち物なんだ。で、いずれこのホテルはオレが継ぐ。ここのホテルだけじゃない。親父が所有しているグループのホテルはオレが継ぐことになってるんだ。』
「???」
まだ状況を飲み込めない曄良を見つめて続けた。
『山野辺グループって聞いた事ある?』
曄良も知ってる、有名な財閥で、多くのホテルを経営している。

『次期社長になるのがオレ。で、オレの嫁さんになる曄良は、山野辺グループの社長夫人。』
わかった?
この人、何言ってるの?だって民宿って、田舎の民宿継ぐって。
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