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The one …ただ一人の…
第8章 波乱のプロポーズ
日向は久しぶりに大学にいた。
曄良のお見舞いに病院に入り浸っていたから、暫く授業に出ていなかった。

日向ぁ!久しぶり!!
朋也が抱きついて来る。

「げっ、抱きついてくるなよ。」
そう言われ、朋也は連れないなぁーと呟き、フッと離れる。

彼女は大丈夫?元気になった?
朋也には、襲われた事は言わず、体調不良で入院したと告げていた。
『交際は、順調?』
一番聞いて欲しくない所を突いて来る。まっお前はそんな感じだよな。

「プロポーズしたら振られた。」

はぁ?朋也はビックリした顔をした。

『身分は明かしたの?』
「ああ」
それで、敢えて振るなんて……
えーっ、彼女カッコいいー。男前だね。

「身分を隠してた事、信用してくれてないんだって怒られたよ。」
『スゲーっ!ありえない、俺が女子なら尻尾振って着いて行くのに…すげーなぁ…』
朋也は暫く感嘆の声をあげていたが、ふと真面目な顔して
『その彼女。離しちゃダメだな。なかなか居ないよ、そう言う感性持ってる女。』
お前は…本当に痛い所を突いて来る。そんな事わかってる。
そして、
『お前諦めるなら、オレに紹介して!』

と言ってきたから、思い切りゲンコツ下した。
痛ってえ!酷いよ!頭を抑えながら恨めしそうに見られた。

「曄良は誰にもやらない。」

そう言うと、次の授業の教室へ歩いて行った。
朋也はそんな日向を見ながら、呟いた。
「やっと、本物が現れたんだな。日向っ頑張れよ。」
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