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The one …ただ一人の…
第8章 波乱のプロポーズ
あれから一週間。
曄良は日向に話をしようと思って居たが、なかなかキッカケが、掴めずにいた。
そんなある日。
仕事が終わって、家に帰り、相変わらず敬語の日向にただいまを言うと2階に上がる。
日向、少し痩せた?
私のせいなのかな?顔色悪かったな……。
なんて思ってたら、店から譲が上がって来た。

「おいっ、手伝って、日向が倒れた!」

『えっ!』

慌てて店に降りていくと、真っ青な顔の日向が倒れていた。意識が朦朧としてるみたいで苦しそうだった。
「救急車、呼ぶね。」
と言うと、腕を掴まれた。
『大丈夫っ。風邪気味だったから休めば…』
と言ってまた気を失った。
おでこに手を当ててみると、凄い熱い。

とりあえず、2階に運ぼう。
兄に言われて、二人で担いで2階に運ぶと布団を引いて、寝かせた。
氷枕と、氷水でタオルを冷やし、おでこにあてる。
兄が買って来た風邪薬とポカリを飲ませると、暫くして呼吸が落ち着いて来た。
やっぱり少し痩せたね。
そう呟くと、髪の毛を触って頭を撫でた。
寝ぼけてたのか曄良の腰に手を回し引き寄せ膝の上に頭を乗せてきた。
えっ、膝枕っ。
顔を赤くして戸惑っている曄良に、日向は曄良の腰に手を回して抱き着くように甘えて来た。
頭を撫でながら、こまめにタオルを変える。
布団を掛け直して、またいい子いい子してあげる。

譲は店が落ち着いてちょっと様子を見に行くが、その光景を目にし、そっと店に戻る。
「なんかエロい。」
顔を赤らめ、ニヤける口元を押さえた。


「んっ…」
朝、目が覚めた日向はなんかスッキリした感じで、ふと見上げると、座ったままウトウトしている曄良が目に入る。
膝枕されている事に驚いて、ハッとする。
そうだ。昨日店で倒れて…
曄良…ずっと看病してくれてたんだ。
曄良の手を触ると冷たい。これじゃ曄良が風邪引いちゃうよ。でも、もう少しこのままで。
曄良は、気持ち良さそうに寝てる。久しぶりの寝顔に、ドキドキした。
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