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The one …ただ一人の…
第8章 波乱のプロポーズ

「すっかり引き止めてちゃってすみません。」
『いいえ、私も楽しかったです。』
そう言って歩き始めて、朋也は送りますよと振り返ったら、彼女の姿がなかった。
えっ?
良く見ると視線の先に彼女が持っていたカバンが転がっていた。
視線を周りに送ると、凄い勢いで走り去る車がいた。
まじ?拉致られた?
瞬間朋也は思った。
すぐさま、日向に連絡をした。
カフェBAR「ライル」で日向は曄良の帰りを待っていた。
「マスター、なんか曄良さん遅くないですか?」
そうか?待ってると長く感じるんじゃないか?
なんて言われ、そうかななんて思ってみる。
そんな時。朋也から電話がかかって来た。メールが殆どなのに、電話珍しいな。そんな事を思いながら出ると。
「ごめん。日向、曄良さんが拉致られた。」
『はっ?なに言ってるの?』
言ってる意味がわからない。
なんで朋也から?
「お前の事、彼女に頼みたくて、呑みに誘った。ごめん。いつもの立ち飲み屋で呑んで、出た所で振り返ったら曄良さん居なくなってた。荷物落ちてて、凄い勢いで走り去る車見えて」
なんで、いつも危ない目に合うの、あいつなんだよ!
舌打ちしながら唇を噛み締めた。
『わかった。朋也はそこに居て今警察に連絡して、そっちに向かわせるから事情説明して。オレはちょっと当てがあるから。居場所特定出来たら、また連絡する。』
そういうと電話を切った。
「何かあったのか?」
そう言ったマスターに
『曄良が拉致られた。』
と伝える。
「えっ、なんで」
顔色が変わるマスター。
誰だ、なんの目的で?
親父の会社関係か?とりあえず自分のパソコンを出して、電源を入れながら、親父に電話する。
「もしもし。どうした?」
『親父!曄良が拉致られた。会社関係のトラブルかなんかわからないけど、警察連絡してくれ!オレはGPSで居場所を特定するから。』
震えるマスターに
『大丈夫。居場所はすぐ特定出来るはず。あいつが指輪持っていれば』
そう言うとパソコンの画面に目をやった。青い点滅はまだ移動中だった。よし!
「オレはGPSで曄良を追います。
タクシー呼んで下さい。」
『いいえ、私も楽しかったです。』
そう言って歩き始めて、朋也は送りますよと振り返ったら、彼女の姿がなかった。
えっ?
良く見ると視線の先に彼女が持っていたカバンが転がっていた。
視線を周りに送ると、凄い勢いで走り去る車がいた。
まじ?拉致られた?
瞬間朋也は思った。
すぐさま、日向に連絡をした。
カフェBAR「ライル」で日向は曄良の帰りを待っていた。
「マスター、なんか曄良さん遅くないですか?」
そうか?待ってると長く感じるんじゃないか?
なんて言われ、そうかななんて思ってみる。
そんな時。朋也から電話がかかって来た。メールが殆どなのに、電話珍しいな。そんな事を思いながら出ると。
「ごめん。日向、曄良さんが拉致られた。」
『はっ?なに言ってるの?』
言ってる意味がわからない。
なんで朋也から?
「お前の事、彼女に頼みたくて、呑みに誘った。ごめん。いつもの立ち飲み屋で呑んで、出た所で振り返ったら曄良さん居なくなってた。荷物落ちてて、凄い勢いで走り去る車見えて」
なんで、いつも危ない目に合うの、あいつなんだよ!
舌打ちしながら唇を噛み締めた。
『わかった。朋也はそこに居て今警察に連絡して、そっちに向かわせるから事情説明して。オレはちょっと当てがあるから。居場所特定出来たら、また連絡する。』
そういうと電話を切った。
「何かあったのか?」
そう言ったマスターに
『曄良が拉致られた。』
と伝える。
「えっ、なんで」
顔色が変わるマスター。
誰だ、なんの目的で?
親父の会社関係か?とりあえず自分のパソコンを出して、電源を入れながら、親父に電話する。
「もしもし。どうした?」
『親父!曄良が拉致られた。会社関係のトラブルかなんかわからないけど、警察連絡してくれ!オレはGPSで居場所を特定するから。』
震えるマスターに
『大丈夫。居場所はすぐ特定出来るはず。あいつが指輪持っていれば』
そう言うとパソコンの画面に目をやった。青い点滅はまだ移動中だった。よし!
「オレはGPSで曄良を追います。
タクシー呼んで下さい。」

