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The one …ただ一人の…
第8章 波乱のプロポーズ
日向は、曄良をそっと抱き起こすと、そのまま抱きしめた。

「オレは、曄良がいないと何にも出来ないよ。生きることさえ、曄良がいないと出来ないんだ。」

曄良は、日向を見つめていた。

「オレを支えてよ。一緒に歩いてよ。じゃないとオレは迷子になる。」

フフッと微笑んで、日向を抱きしめた。
今日の日向は甘えんぼさんだね…と呟くと、日向の耳元で、囁いた。

『わかった。』

本当に?聞き返す日向に、曄良は頷いた。

「絶対にいなくならないで!」

日向の言葉に、うん。と頷く。

『日向、ずっとそばに居るから。大好きよ…愛してる。』

「オレも、愛してるっ。」

日向は、曄良が首からかけていたあの指輪を、閉まっていた箱から取り出した。

「ちゃんと持っててくれて、嬉しかった。」

そう言って、涙を拭うと、曄良に言った。

「早瀬曄良さん。オレと、結婚して下さい。お願いします。」
ははっ、2回目のプロポーズ!と照れ笑いする。

『はい。よろしくお願いします。』
曄良は迷いなく答えた。

日向は曄良の左手をそっと掴むと左手の薬指にそっとはめた。指輪の上からキスを落とした。

『もう、外さないね。』
曄良は日向を見つめて言った。

「外せない様にボンドで貼る!」
日向は大真面目に行った。

もうっ、といって曄良はクスクス笑った。

何ヶ月ぶりに見た曄良の笑顔に、日向はまた胸が熱くなって、涙を流した。
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