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The one …ただ一人の…
第8章 波乱のプロポーズ
「ぁ、あきら…」

『助けに来てくれて、ありがとう』
曄良にぎゅーっとされて、日向の理性は弾け飛んだ。

病室だというのも忘れて、曄良を押し倒した。
そして、唇を重ねる。
『ん…ダメ……』
日向は、さらに舌を差し入れ曄良の舌に絡めていく。
『ね…ダメ……病室……』
「煽ったの…曄良だよ?」
日向は妖艶な目をして曄良を見つめる。再び、唇を重ね、舌を絡める。歯列をなぞり、唾液が混ざり合う激しいキスに、次第に曄良も身体の力が抜け、蕩けていく。

日向はパジャマのボタンを外そうとすると曄良が手を止める。
「曄良…手…邪魔。」
そう言うと片手で曄良の両手首を抑え、片手で器用にボタンを外す。
そして、首筋に舌を這わせ、露わになった胸にキスを落とす。
『ね…ほんとに…ダメ…あっ…』
乳首を舐められて、思わず声をあげる。舌先で転がしながら口に含む。

「あああぁ…んっ…あっ」

久しぶりに聞いた曄良の喘ぎ声に、日向はもう我慢が出来なかった。
曄良のショーツに手を滑り込ませた。もう既に蜜で溢れていた。
「濡れてるよ。グショグショだ。」
『やぁ…言わないで…』

そう言うと、曄良のショーツを脱がせ、ベッドサイドのカーテンを閉めた。

『ね…怒られちゃうよ…』
「ダメだよ。もうオレ、我慢出来ない。」

日向はベッドの上に上がり、スボンのベルトを緩め、大きくなった其れを取り出した。
そして、曄良の濡れてる其処にあてがうと一気に突き上げた。
曄良は我慢出来ず出そうになった声を、慌てて手で口で抑えた。

『んんんんっ……んっ…』
「あぁっ…あきらっ…」

グチョ、グチョ、グチョ
病室に水音だけが、静かに響き渡る。
声を抑え、腰の動きを早めていく日向。

「あきらっ…もうダメだ…くっ…」
『んんっ…んっ…んっ…んっ』

曄良は相変わらず口を抑え、瞳に涙を溜めながら快感に耐えている。
次の瞬間、曄良は身体を震わせ、絶頂を迎えた。そして日向も

「あきらっ…」

曄良の中で、次の瞬間ビクっビクっと動いた。曄良はあったかい物が自分の中に広がるのを感じながら、意識が遠のいていく。

「曄良の中、気持ち良かった。」

日向は、言い知れぬ達成感に浸った。
「ごめん。止まらなかった。身体、大丈夫??」
曄良は、既に気を失っていた。
「ムリさせて、ごめんな…」
そう言うと、曄良の唇にキスを落とした。
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