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The one …ただ一人の…
第9章 退院祝い
はぁーっ。
車の中で、もう何回ついたか分からないため息を漏らした。
「おれは何を血迷って、曄良の退院祝い、みんなでやろうなんて提案したんだ?」
曄良は、えーっでも私は嬉しいよ。
と車の助手席から見つめた。
「今すぐ抱きたい。」
そう言うと、曄良の手を握った。
「もう、我慢出来ないっ!」
そう言うと、信号待ちを良いことに曄良の唇を奪う。
『ちょ…んっ…、変わってる…信号…』
後ろの車が待ちきれずクラクションを鳴らす。
「ちぇーっ。ケチっ。少し待ってろよ!」
無茶言わないの。
曄良に窘められて、口を尖らせる。
私が意識を取り戻してから、日向はすごく甘えん坊になった。
多分、付き合いが始まるまで、私が年齢を理由に断り続けたから、日向は日向なりに背伸びして、私より大人になろうとしてた。
まあ、山野辺グループを背負って立つ人間として、育ってきた事も大人びていた理由にはなるのだろうけど。
今、私の目の前にいる甘えん坊の日向が本来の日向なんだと思う。
闘いの鎧を脱いだ、そんな感じ??
そんな事を考えていると、不意に目の前に日向の顔が近づき、キスをされた。
「スキあり!!」
舌をペロリと舐めて、うん、美味しい。曄良のキス!と言う。
『もう、信号待ちの度にキスするつもり?』
「えっ、ダメ?」
ダメだよ。危ないでしょ?
『退院祝い、夜通しやる訳じゃないんだから、ちょっと我慢して…』
その曄良の言葉を聞いて、日向の目が輝いた。
「お開きになったら、曄良お持ち帰りしても良い??」
『えっ?』
「だって、曄良の家だとマスターいるから激しく出来ないでしょ?」
あーもう。
「怒った??」
『だって、今日退院したばかりなのに。』
ちょっと、労ってくれても…。
「主治医の先生に聞いたら、しても良いって言ってたよ。ムリな体勢とかにしなければって。」
あの時、主治医の先生とコソコソ話してたのはその事だったの?
もう、曄良は真っ赤になって湯気が出そうだった。
車の中で、もう何回ついたか分からないため息を漏らした。
「おれは何を血迷って、曄良の退院祝い、みんなでやろうなんて提案したんだ?」
曄良は、えーっでも私は嬉しいよ。
と車の助手席から見つめた。
「今すぐ抱きたい。」
そう言うと、曄良の手を握った。
「もう、我慢出来ないっ!」
そう言うと、信号待ちを良いことに曄良の唇を奪う。
『ちょ…んっ…、変わってる…信号…』
後ろの車が待ちきれずクラクションを鳴らす。
「ちぇーっ。ケチっ。少し待ってろよ!」
無茶言わないの。
曄良に窘められて、口を尖らせる。
私が意識を取り戻してから、日向はすごく甘えん坊になった。
多分、付き合いが始まるまで、私が年齢を理由に断り続けたから、日向は日向なりに背伸びして、私より大人になろうとしてた。
まあ、山野辺グループを背負って立つ人間として、育ってきた事も大人びていた理由にはなるのだろうけど。
今、私の目の前にいる甘えん坊の日向が本来の日向なんだと思う。
闘いの鎧を脱いだ、そんな感じ??
そんな事を考えていると、不意に目の前に日向の顔が近づき、キスをされた。
「スキあり!!」
舌をペロリと舐めて、うん、美味しい。曄良のキス!と言う。
『もう、信号待ちの度にキスするつもり?』
「えっ、ダメ?」
ダメだよ。危ないでしょ?
『退院祝い、夜通しやる訳じゃないんだから、ちょっと我慢して…』
その曄良の言葉を聞いて、日向の目が輝いた。
「お開きになったら、曄良お持ち帰りしても良い??」
『えっ?』
「だって、曄良の家だとマスターいるから激しく出来ないでしょ?」
あーもう。
「怒った??」
『だって、今日退院したばかりなのに。』
ちょっと、労ってくれても…。
「主治医の先生に聞いたら、しても良いって言ってたよ。ムリな体勢とかにしなければって。」
あの時、主治医の先生とコソコソ話してたのはその事だったの?
もう、曄良は真っ赤になって湯気が出そうだった。