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The one …ただ一人の…
第9章 退院祝い
『ただいま〜!!』
店に入ると、一斉にクラッカーが鳴った。
「退院、おめでとう!!」
双子ちゃんから花束を渡される。
『えーっ、ありがとう!!』
双子の頭を撫でてあげると嬉しそうに見上げる。
「ねーっアキラっ!ほっぺにチューは??ねーしてー!」
もうっしょうがないなぁと屈もうとすると、日向が腕を掴んだ。
えっ?と日向の顔を見ると、ムッとした顔をしてる。

『ダメだ。曄良のチューはもう俺のものだから、チューは出来ないの』

もう、子供相手に…。

『子供だけど、男だっ。』

「ケチー!ケチー!ねーアキラっそんなケチなオトコやめて、サクとユウと結婚しようよー。」
曄良にまとわりつく。ユウは涙を目に溜めてる。

そんな所へ朋也が来た。
「あっ、気を付けて下さいね。さっき、コイツラ曄良さんを取り戻す為に泣き落としするって言ってたので。」

えっ?泣き落とし?

「なんでバラしちゃうんだよ!頑張れって言ってたのに!」
ユウは本気に泣き出した。
「だって、お前にもアキラやらないって言うからだよ。」
べーっと舌を出す。
「それに、俺は日向の親友だから、日向の味方だよー!」

ズルいよぉーと双子が朋也に飛びかかる。
「大人はズルいの。いい勉強になっただろう?」
2人を抱き抱えて、クルクル回る。

結城さんは大笑いしている。

マスターは曄良の側に行き、まぁ座ったら?と声をかける。
日向が腰に手を回そうとすると、マスターにペシっと叩かれる。
あっ、すみません。つい…と言って手を離す。
「マスター、顔怖いですよ。」
誰のせいだよ?全くと怒られる。

用意された席に座ると、日向が飲み物を持って来てくれる。
「退院したばっかりだから、アルコール無しね。」
と言って、キレイなピンクのノンアルコールのカクテルをくれる。
『わーぁキレイだね。』
美味しい!!曄良が嬉しそうにグラスを口にする。
『日向が作ったの?』
うん、そうだよと答える。

「曄良、ピンク好きだもんね。」
微笑みあう2人。
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