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ロマンスが降り注ぐ
第1章 夢のあとさき
パリへ移動する。
目の前に以前テレビで観た、凱旋門がある。
道が広く、通りは車が行き交っている。
『うわぁ…………
思ったより大きいんだね………』
もう少しコンパクトなものだと思っていた瑞季は、
感嘆のため息を漏らした。
『次は?』
『えーと………
自由の女神!』
ニューヨークに渡る。
女神が聳え立つ。
『緑色だったのぉ?!』
グレーか白だと思っていた。
女神は目の前に現れた瑞季に、
『good‐by our loneliness』と呟き微笑した。
『きゃ!喋った!』
『当たり前だよ?
女神は平和を願ってるんだから』
男の子は首を傾げてそう言い、
『次は?』と促す。
モアイ像、
地中海沿岸、
北極熊…………
エジプトのピラミッド。
リクエスト全てを周り、
『ああ、
時間が経つのは速いね』
と日本に戻る。
街の上空にまた帰ってきた。
『元の街さ。
さぁ君は、
今観てきたものたちを1時間後に忘れるんだよ』
『えっ?』
『夢は夢でしかないんだ!リアリティーあったでしょ?
僕がしてあげられるのは、夢を見ることだけさ』
男の子は地上に瑞季を引き下げ、
降り立った。
クス、と微笑む。
『ミズキ。
君は………
夢を見ていたんだ。
今までの景色はホントは【ミズキの見たかったもの】じゃない。』
男の子が薄くなっている。
『消えちゃうの?
いやよ、行かないで!
アタシはもっと沢山遊びたい。
世界を見たい!連れてって』
目の前に以前テレビで観た、凱旋門がある。
道が広く、通りは車が行き交っている。
『うわぁ…………
思ったより大きいんだね………』
もう少しコンパクトなものだと思っていた瑞季は、
感嘆のため息を漏らした。
『次は?』
『えーと………
自由の女神!』
ニューヨークに渡る。
女神が聳え立つ。
『緑色だったのぉ?!』
グレーか白だと思っていた。
女神は目の前に現れた瑞季に、
『good‐by our loneliness』と呟き微笑した。
『きゃ!喋った!』
『当たり前だよ?
女神は平和を願ってるんだから』
男の子は首を傾げてそう言い、
『次は?』と促す。
モアイ像、
地中海沿岸、
北極熊…………
エジプトのピラミッド。
リクエスト全てを周り、
『ああ、
時間が経つのは速いね』
と日本に戻る。
街の上空にまた帰ってきた。
『元の街さ。
さぁ君は、
今観てきたものたちを1時間後に忘れるんだよ』
『えっ?』
『夢は夢でしかないんだ!リアリティーあったでしょ?
僕がしてあげられるのは、夢を見ることだけさ』
男の子は地上に瑞季を引き下げ、
降り立った。
クス、と微笑む。
『ミズキ。
君は………
夢を見ていたんだ。
今までの景色はホントは【ミズキの見たかったもの】じゃない。』
男の子が薄くなっている。
『消えちゃうの?
いやよ、行かないで!
アタシはもっと沢山遊びたい。
世界を見たい!連れてって』