この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ロマンスが降り注ぐ
第1章 夢のあとさき
男の子は『あはは、
脚がとても白くてキレイ!』
瑞季は照れて赤くなる。
『手を貸して』
瑞季の手を取ると、
『離さないでね』
とウィンクした。
『え?』
瞬間、ふわりと身体が宙に浮いて空に上がってゆく。
『ええええーーー』
『翔ぶのは初めてなの?
楽しいよ♪』
ぐんぐん上昇して、
街並みが見渡せるくらいに上がる。
男の子は手を繋いだまま、鳥さながらに空を舞う。
『こんなのアリかーーー』瑞季は絶叫する。
『アリも何も本当さ。』
沢山のビル、たくさんの家の灯り。
人が蟻のように小さく蠢くのが見える。
上空で停まり、
街を見下ろす。
瑞季は興奮が冷めない。
『どこか行きたいところ、ある?
どこでもいいよ、
連れてってあげる』
瑞季は『………どこでもいいの?
じゃあ、じゃあ………
オーストラリア!カンガルーとコアラが見たい』
とリクエストした。
『了解♪』
ビュン、と風を切る音がした。
『…………あれ?』
温かい。
しかも日中。
しかもカンガルーが跳ねている、広大な草むら!
『うわぁ!カンガルーだ』本当にカンガルーがお腹に赤ちゃんを入れて跳び跳ねている。
その向こうにある椰子のような木には、
コアラが2頭葉っぱを食べながらしがみついていた。
恰幅いい白髭のオジサンがジープを運転している。
『居られる時間は短いんだ!
次はどこがいい?』
『ええっ、えっと……………
ヨーロッパ!のフランス!の凱旋門見たい!』
脚がとても白くてキレイ!』
瑞季は照れて赤くなる。
『手を貸して』
瑞季の手を取ると、
『離さないでね』
とウィンクした。
『え?』
瞬間、ふわりと身体が宙に浮いて空に上がってゆく。
『ええええーーー』
『翔ぶのは初めてなの?
楽しいよ♪』
ぐんぐん上昇して、
街並みが見渡せるくらいに上がる。
男の子は手を繋いだまま、鳥さながらに空を舞う。
『こんなのアリかーーー』瑞季は絶叫する。
『アリも何も本当さ。』
沢山のビル、たくさんの家の灯り。
人が蟻のように小さく蠢くのが見える。
上空で停まり、
街を見下ろす。
瑞季は興奮が冷めない。
『どこか行きたいところ、ある?
どこでもいいよ、
連れてってあげる』
瑞季は『………どこでもいいの?
じゃあ、じゃあ………
オーストラリア!カンガルーとコアラが見たい』
とリクエストした。
『了解♪』
ビュン、と風を切る音がした。
『…………あれ?』
温かい。
しかも日中。
しかもカンガルーが跳ねている、広大な草むら!
『うわぁ!カンガルーだ』本当にカンガルーがお腹に赤ちゃんを入れて跳び跳ねている。
その向こうにある椰子のような木には、
コアラが2頭葉っぱを食べながらしがみついていた。
恰幅いい白髭のオジサンがジープを運転している。
『居られる時間は短いんだ!
次はどこがいい?』
『ええっ、えっと……………
ヨーロッパ!のフランス!の凱旋門見たい!』